【公務員になるには?】採用までのプロセス完全版「都庁・特別区編」

公務員試験対策

こんにちは!当ブログ管理人のAONE(アオネ)です。

「公務員試験ってどんなスケジュールなの?」
「都庁と特別区に興味があって詳しく知りたい!」
「公務員試験の併願ってできるの?」

と思っている人も多いのではないでしょうか。
公務員試験の流れは、各官公庁によって全然違いますし、日程もバラバラで混乱してしまいますよね。

そこで今回は、
都庁と特別区の採用までの年間スケジュール
都庁と特別区の試験における注意点
公務員試験の併願について
この3点についてお伝えしたいと思います。

特別区とは東京23区のことです。
私は元地方公務員なので、このブログでは特に地方公務員(事務職)における採用までの流れについて紹介していきます。都庁と特別区は受ける人が多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。

↓↓地方公務員についてや地方公務員の仕事内容を知りたい人はこの記事を↓↓
【公務員を目指す人 必見!】公務員の仕事とは?国家公務員と地方公務員の違い

↓↓都道府県庁・市役所における採用までの流れを知りたい人はこの記事を↓↓
【公務員になるには?】採用までのプロセス完全版「都道府県庁・市役所編」

それではいってみましょう!

AONE
AONE

元県庁職員のwebライター

一年間独学で勉強・対策をし、公務員試験に合格する

このブログでは主に公務員試験対策についての記事を載せています

年間スケジュール

都庁編

令和5年度 1類B採用試験(一般方式)参考
8月~2月:説明会・インターンetc…
3月末~4月初旬:申し込み受付
5月初旬:1次試験(筆記試験(教養・専門)・論文試験)
6月中旬:1次試験合格発表
6月下旬~7月上旬:2次試験(面接試験)
7月中旬:最終合格発表
8月上旬:採用面談

特別区編

令和5年度 特別区Ⅰ類 事務区分 参考
8月~2月:説明会・インターンetc…
3月末~4月初旬:申し込み受付
5月初旬:1次試験(筆記試験(教養・専門)・論文試験)
6月中旬~下旬:1次試験合格発表
7月上旬~中旬:2次試験(面接試験)
8月上旬:最終合格発表→区面接→採用内定

注意すべきポイント

1次試験で足切りがある

都庁と特別区に限らず、公務員試験は1次試験で合格した人だけが、2次試験に挑むことができます。したがって、どんなに面接に自信があっても1次試験を突破できなければ、面接すら受けられません。公務員試験の勉強には約1年間必要と言われているのは、この仕組みが影響しています。

1次試験は精神的・体力的につらい

都道府県庁や市役所の場合、筆記試験と論文試験が別日に行われることも少なくありません。
しかし、都庁と特別区はその二つを毎年同日に行っているので、その日は9時~16時ぐらいまでぶっ通しで試験が行われます。私も特別区を受けましたが、帰った後はクタクタでした…

筆記試験の科目に要注意!

公務員試験において、政令都市以外の市役所を除く官公庁では、ほとんどの場合、筆記試験で教養試験と専門試験の2つを受けることになります。それは変わらないのですが、官公庁によってその試験に出題される科目が微妙に異なるのです。
たとえば、専門試験の中の刑法社会学経営学などは、受ける官公庁によって科目に含まれたり、含まれなかったりします。したがって、自分が受ける官公庁の採用ページをしっかり確認して、出題される科目を間違えないように注意してください。

特別区は最終合格=内定ではない??

都庁の場合、最終合格の後に採用面談がありますが、これはあくまでも個人の意思確認や資格情報を確認するものです。採用ページには、「最終合格は内定を保障するものではない」と記載されていますが、最終合格をすればその後に公務員にふさわしくない行動をしない限りは、たいてい内定をもらえます。

特別区の場合すこし仕組みが複雑で、それぞれの区が採用を行う方式ではなく、特別区人事委員会という機関が23区の採用をまとめて行う方式になっています。特別区の試験で最終合格をもらった人のみが、その後に行われるそれぞれの区の面接を受けられるというわけです。したがって、特別区の試験においては最終合格=内定にはなりません。区の面接に落ちた場合でも、他の区の面接は受けることができるので、あきらめずに区面接を受ければ、どこかの区で内定はもらえると言われています。

公務員試験の併願はできる?

高校受験や大学受験と同じように、公務員試験も併願することはできます
むしろ、併願する人がほとんどです。私のイメージでは、多くの人が4~6の官公庁を受けている印象です。もちろん、民間企業と公務員を両方受けている人もいました。

AONE
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ちなみに私は、特別区都道府県庁市役所の3つを受けました。

公務員試験はどんなに対策をしても落ちる可能性はあるので、複数の官公庁を受けた方がいいと思います。しかし公務員試験はとてもハードなので、詰め込みすぎても自分のパフォーマンスが十分に発揮できず、逆効果です。自分の体力と相談しながら考えることをおすすめします。

都庁と特別区は併願できない?

これはとても重要なポイントですが、公務員試験において1次試験の日程が被っている官公庁は、併願することができません。都庁と特別区は毎年同じ日に1次試験を行っているので、都庁と特別区を両方受けたいと思っていても、どちらかはあきらめることになります。

まとめ

都庁・特別区の試験における注意すべきポイント
1次試験で足切りがある
1次試験は精神的・体力的につらい
筆記試験の科目に要注意!
特別区は最終合格=内定ではない

公務員試験は併願している人がほとんど(4~6ぐらい)
試験がとてもハードなので、自分の体力を考慮して判断する

1次試験が同一日程の官公庁は併願することができない
都庁と特別区は併願できない

今回は都庁と特別区の試験におけるスケジュールと注意すべきポイント、公務員試験の併願について紹介しました。詳しくはそれぞれの採用ページをよく確認して、勘違いのないように気を付けてください。

ここでは都庁と特別区について紹介しましたが、「都道府県庁・市役所編」もぜひご覧ください。
【公務員になるには?】採用までのプロセス完全版「都道府県庁・市役所編」

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