こんにちは!当ブログ管理人のAONE(アオネ)です。
「そもそも公務員ってなに?」
「国家公務員と地方公務員ってどう違うの?」
「公務員って具体的にどんな仕事するの?」
公務員という仕事に興味があるみなさん、こんなことを思ったことありませんか?
実際私も、これらをあんまり考えずに公務員試験に向けて勉強していました。
しかし、いざ公務員になって「思っていた感じと違った…」ってことになったらイヤですよね。
そこで今回は、公務員とはなにかということに加えて、国家公務員と地方公務員の違いについてもお話ししていきたいと思います。
それではいってみましょう!
元県庁職員のwebライター
一年間独学で勉強・対策をし、公務員試験に合格する
このブログでは主に公務員試験対策についての記事を載せています
公務員とは
公務員とは、国や地方公共団体に勤務して、国民のだれもが公共の利益を受けられるように取り組む職業です。いわば、国民が豊かで安心して暮らせる日本社会の土台を作っていくのが公務員の仕事ということになります。
また公務員は、国民からの相談や質問に対応するため、所属する部署に係る制度や知識を理解しておく必要があり、その道のスペシャリストにならなくてはいけません。
この特性から公務員は、「全体の奉仕者」と呼ばれています。個人や会社の利益のために働く民間企業とは大きく違うことが分かりますね。
公務員は大きく分けて、国家公務員と地方公務員の2つがあります。
以下で詳しく説明します。
国家公務員について
国家公務員とは、法務省や外務省などの省庁および裁判所や国会などの国家機関で働く公務員です。
国家公務員は以下の3つに区分されます。
- 国家総合職
- 国家一般職
- 国家専門職
総合職はいわゆる「官僚」や「キャリア」と呼ばれる人たちで、政策や法律の企画や立案、国会対応などが主な仕事です。
一般職はその企画された内容を実現するために取り組むのが主な仕事です。
総合職と一般職は数年で部署移動があり、担当する業務が大きく変わります。
一方専門職は、部署移動はありながらも特定の分野においてのみ仕事をします。上の2つとは給与や待遇も少し異なります。
国家公務員の職業例
国家公務員はイメージしやすい行政職員以外にも様々な職業があります。
- 税務職員:国税庁や税務署で働く職員
- 労働基準監督官:厚生労働省に属しており、労働条件の確保や向上を図る職員
- 海上保安官:海上保安庁に属しており、海上の安全や治安の確保を図る職員
- 刑務官:刑務所の職員
- 自衛官:自衛隊の職員
地方公務員について
地方公務員は、県や市町村などの地方公共団体で働く公務員です。
地方公務員は大きく以下の5つに区分されます。
- 行政職
- 技術職:土木、化学、建築など様々
- 心理・福祉職
- 公安職:警察や消防などの国民の命と安全を守る職種
- 専門職:保健師や保育士のような免許資格が必要な職種
地方公務員の職業例
地方公務員はイメージしやすい行政職員以外にも様々な職業があります。
- 警察官
- 消防官
- 保育士や幼稚園教諭(公立の保育園と幼稚園のみ)
- 教師(公立学校のみ)
- 看護師(公立病院のみ)
公務員の仕事内容
ここでは志望する人が多いであろう行政職員の主な業務について紹介したいと思います。
業務内容は配属先の部署によって大きく変わるので、参考程度にご覧ください。
- 起案書・報告書の作成
- 相談や苦情の対応(窓口・電話口)
- 毎年行っているイベントや取り組みの実施
- 統計調査に向けて都道府県への情報提供依頼(国家公務員)
- 国からの依頼を受けて、市町村への情報提供依頼→回答をまとめて国に報告(都道府県庁職員)
- 都道府県への情報提供(市町村庁職員)
- 予算編成
- 国会や議会の答弁、お偉いさんのあいさつ文などの文書作成(主に役職が高い人が行う)
私は環境に関する部署に所属していましたが、毎年行っているイベントや取り組みが結構多い印象です。
見てわかるように、基本的には
国⇔都道府県⇔市町村
という流れになります。
また、これは公務員に限らずかもしれませんが、
公務員はほとんどの場合、なにをするにしても上司の承認が必要になります。
そのため、起案や報告の際には書類を作り、上司に見てもらうという流れが基本です。
この書類作成が仕事の大部分を占めると思います。
まとめ
今回は公務員とはなにかということに加えて、国家公務員と地方公務員の違いについてお話ししました。
公務員と一言で言っても、職種や仕事内容は本当にバラバラです。
実際私も、同期は週に3.4日外出しているのに、私はずっとデスクワーク…なんてことがよくありました。
公務員の役割や本質を少し理解していただけたら、うれしいです。
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