【元公務員が教える!】公務員に向いている人・向いていない人とは

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こんにちは!当ブログ管理人のAONE(アオネ)です。

「公務員ってどんな人が向いているのかな?」
「公務員に向いていないのってどんな人?」
「私って公務員に向いているのかな?」

と思ったことはありませんか?
私も公務員試験に向けて勉強している中で、自分は公務員に向いているのかと不安になったことがあります。

そこで今回は、元県庁職員である私の経験をもとに、公務員に向いている人・向いていない人の特徴をお話ししていきたいと思います。

それではいってみましょう!

AONE
AONE

元県庁職員のwebライター

一年間独学で勉強・対策をし、公務員試験に合格する

このブログでは主に公務員試験対策についての記事を載せています

公務員に求められている素質とは

公務員に向いている人・向いていない人の話をする前に、これからの公務員にどんな素質が求められているのかということについて先にお伝えしたいと思います。

1.高い志と豊かな感性を持った人材
2.進取の気性に富み、自ら課題を見つけ、進んで行動する力を持った人材
3.都民から信頼され、協力して仕事を進める力を持った人材
4.困難な状況に立ち向かい、自ら道を切り拓く力を持った人材

東京都職員採用ページ

これは東京都が求めている職員の人材像です。
注目してほしいのは「自ら進んで行動する力」というポイントです。

公務員は国民の相談や苦情に対応するといった、受け身の姿勢になることがどうしても多くなります。
それでも、国民の生活をよくするために自ら進んで行動するということがこれから先大事になってくるのです。

このポイントは国家公務員・地方公務員限らず、多くの自治体で求められています。

ではお待ちかねの、公務員に向いている人・向いていない人の特徴をお伝えしたいと思います。
これはあくまで私の県庁職員としての経験から感じたものです。

公務員に向いている人とは?

  • コミュニケーション能力が高い人
  • スケジュール管理が得意な人
  • 法律の勉強をするのが好きな人
  • 無駄な仕事でもコツコツできる人

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーション能力が高い人

公務員は一日中、静かにデスクワークしていると思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、相談や苦情を受けてその内容を、上司や関係部署に報告するといった場面が多くあります。
また、仕事内容によっては様々な部署と協力して行うものもあり、社会人としては当たり前かもしれませんがコミュニケーション能力が高いに越したことはありませんね。

スケジュール管理が得意な人

公務員は年度当初に、個人にそれぞれ仕事が割り振られます。
チームプレイというのは思っているより少なく、基本的には一つの仕事に対して一人の担当者になることが多いです。(困ったときや緊急のときは、上司やほかの職員がサポートしてくれます。)
したがって、時間調整や何を優先的にすべきかの判断は自分でしなければなりません。より先を見通せると余裕をもって仕事をすることができます。

法律の勉強をするのが好きな人

公務員は法律に基づいて仕事をしていきます。
なにをするにしても、法律に基づいているか違反していないかという判断がなされます。
配属部署によっては覚えるべき法律が多いことがあるので、入庁当初は法律を読み込むのに苦戦するかもしれません。法律の勉強をするのが好きな人は公務員にとても向いていると思います。

無駄な仕事でもコツコツできる人

公務員の仕事の中には毎年行っている取り組みが多くあります。
その中には、「これ意味あるの?」「もっと効率のいいやり方あるでしょ!」と思うものも少なからず存在します。しかし、そのような仕事でも仕組みが変わらない以上はやらなくてはなりません。
どんなことでも前向きに取り組むことができる人は公務員に向いていると思います。

公務員に向いていない人とは?

  • オンオフの切り替えがうまくできない人
  • 若いうちからたくさん稼ぎたい人
  • 早く出世したい人
  • 電話対応が苦手な人

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

オンオフの切り替えがうまくできない人

先ほどお話ししたように、公務員は国民から苦情をうけたり、怒られたりすることがよくあります。それがストレスとなってうつ病等の病気になる人も少なくありません。
実際私も、電話で何回も怒られたことがあり、とてもしんどかったです。
これは慣れるしか方法がありませんが、仕事とプライベートでしっかり切り替えて、ストレスを発散できるといいですね。

若いうちからたくさん稼ぎたい人

公務員は年収がいいと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし公務員は年功序列制で、年齢が上がるにつれ給与も増える仕組みになっています。実際若いうちは民間企業に比べると、結構少ないです。また、仕事にたくさん貢献したからとして給与が上がることはありません。
なので、例えば20代で年収600万以上を目指したいと思っているような人には公務員はオススメできません。

早く出世したい人

民間企業では仕事の出来によって、若いうちから出世するなんてこともありますが、公務員の役職は基本的に、この役職に就くには○年以上の経歴が必要とそれぞれ定められています。
なので若いうちから、出世したいという人には公務員はオススメできません。

電話対応が苦手な人

公務員の仕事ではどの部署であろうと電話をする機会は少なくありません。
最近は日常で電話をする機会も少ないため、電話に苦手意識がある人も多いと思います。
これも慣れるしか方法がありませんが、電話のマナーや敬語などは早いうちから覚えとくといいでしょう。

まとめ

公務員に向いている人

コミュニケーション能力が高い人
スケジュール管理が得意な人
法律の勉強が好きな人
無駄な仕事でもコツコツできる人

公務員に向いていない人

オンオフの切り替えがうまくできない人
若いうちからたくさん稼ぎたい人
早く出世したい人
電話対応が苦手な人

今回は公務員にどんな素質が求められているのかということに加えて、公務員に向いている人・向いていない人の特徴についてお話ししました。

切り替えがうまくできない、電話対応が苦手だからといって公務員を諦める必要は全くありません。公務員は研修制度もしっかりしていますし、上司のサポートもあるので入庁してから少しずつ慣れていきましょう。

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